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PEN EE3の紹介

オリンパスのハーフサイズカメラ、PEN EE3。ハーフサイズというのは、フィルムが通常の半分の送りでの巻き上げになるため、２４枚撮りで４８枚の写真が撮れるカメラということだ（実際には５０枚以上撮れる）。ハーフサイズのカメラは、今は（たぶん）売ってないけど、このカメラは１９７０年代のモノで、その当時はこういったカメラがいくらかはあったようだ。写真を見るとわかるように、写りが悪い（笑。いや、悪いというか鮮明ではないといった方が適切かな。１９９９年頃に、LOMO（ロモ）が流行っていて、LOMOは独特の「ボケ味」が面白いようで、並行してこのPENシリーズも人気が出てきた（らしい）。

つまりこういった鮮明ではない写真が撮れるカメラなんだけど、僕がボケボケ言っていたらとある友人は、このカメラで撮った写真に「ノスタルジー」という言葉を附した。

それがあってからこのカメラの「ノスタルジー」な感じがよりいっそう愛らしく思えるようになってきて、それからはどこに行くにもこのカメラを持って行っている。コンパクトで軽く、しかも電池がいらない。焦点を合わせる必要もない、なんてところがまたヨロシイ（実際には、焦点が合うと一層良い写真が撮れます）。
普段見慣れている風景でも、ＰＥＮで写真を撮ってみると、それまでとは異なった雰囲気の写真に仕上がることに、たびたび驚いている。追記2006.10.09

PEN EE3 で撮った写真を見ていると気づくと思うけど、画角が縦長になっている写真が多い。
これは、PEN EE3 がハーフサイズのカメラだということに理由がある。
右の写真はPEN EE3 のファインダーを覗いたところだけど、それはこのように縦長になっている。

コチラは裏ぶたを開いたところ。赤く囲ってあるところに光が入る。すなわちこの大きさが、PEN EE3がハーフサイズたる由縁なのである。

現像したフィルムは、通常１列６コマのところがこのように１２コマになっている。何も言わずに写真屋に出すと現像する人がびっくりするので、「ハーフサイズ」ということをひとこと付け加えておきましょう(^^;。スキャナの紹介

モデル名：Pen EE3
Serial Number：5398302
推定製造時期：1978年06月

webサイト「OlympusPenGallery」では、オリンパスのコンパクトカメラPENシリーズに書いてある記号と番号により、その機体が作られたおおよその日付を調べてくれるというサービスを行っている。
そこで僕も調べてもらいました。

今年（2005年）で27年めになるのか。これからも大事に使っていこう。

（現在このサービスは休止しています(2005.09.30)）